2017.06.27
「何もしないでのんびり・ゆっくり・・・ファルニエンテ ! こんな最高な贅沢が他にあるだろうか?」――真夏の観光シーズンを迎えるちょっと前の週末、南仏プロバンスにある”ムスチエ・サントマリー” という村にやって来た。ここは16世紀に遡る陶磁器の村としても有名なところで、市街地には博物館や陶器屋さんが軒を連ねて、ちょっとした観光地としても知られている。町を一歩離れると辺り一面ラベンダの畑が永遠に続いている。しかし季節的にはちょっと早すぎた感じ。フランス国内では唯一セミの声が聞こえてくるプロバンスではセミを模ったオブジェが至る所に飾られている。ちょっと日本の夏を思い出してしまった。
ちょっとお腹がすいたらアラン・デュカスが経営する「ラ・バスチッド・ド・ムスティエ」という名のホテルレストランに立ち寄るのもステキ! かつてデュカス氏がひと目ぼれして購入してしまったという一軒家(この辺りではバスチッドと呼ぶらしい)、それをラグジュアリーなホテルに改造したところが彼らしい。初めてここを訪れた人たちを心行くまで楽しませてくれるフランス流ホスピタリティー精紳。まさに世界一美しいこの場所でファルニエンテを満喫したのだった・・・・。
写真 『La Bastide de Moustier』 www.bastide-moustiers.com