2014.03.17
何年ぶりだろうか? ミラノのドゥオモを訪れた。修復を終えた後の「白亜の殿堂」は、まるで白いレースのように複雑で繊細なゴチック様式のモチーフが辺りを圧倒する。その日はミラノにしては珍しく雲一つない快晴に恵まれて、刻一刻と変化してゆく夕陽に染まるその姿はまるでモネが描いた「ルアンのカテドラル」のように神秘的で美しい。ローマのサンピエトロ大聖堂・セビリアのカテドラルに続く世界三大大聖堂のひとつで、その優雅な堂々とした姿にしばし時を忘れて釘付けになってしまった!! 丁度、目の前の広場ピアッツァ・ディ・ドゥオモには謝肉祭のカーニバルとおぼしき仮装した人たちが紙のコンフェッティを振りまきながらお祭り騒ぎに興じている。” 静と動 “。その対照的なコントラストに、まるでイタリア映画のワンシーンを見ているかのような” 人生の悲喜劇 ” を感じた。これもイタリアマジックなのだろうか?!
写真 印象派の絵のように夕陽に輝くミラノの大聖堂は圧倒的な美しさでアピールする。