2016.01.16
去る1月14日、パリで活躍する84人の星付きシェフたちが一堂のもとにパリ市庁舎の大広間に勢揃いした。「料理人である皆さんたちの不断の努力によってパリという街が世界的にも最もアトラクティブでグルメ都市であることをアピールしてくれている。そんなイメージアップに貢献してくれた皆さんに、パリ市長より心から感謝の念を表します」というアンヌ・イダルゴ市長のスピーチと共に全員が記念撮影をした。
前回、このブログでも紹介した新しいネットメディアによる世界のレストランガイド「LALISTE.COM」でも、フランスの外務大臣ローラン・ファビウス氏自らが音頭をとってフランス料理の普及に努めている。世界的なグルメブームを背景に、フランスでは美食国家の名に恥じないためにも、こうして国が率先しながら自国の料理文化をアピールして食外交を続けている。今回のパリ市長が贈る「Grand vermail」賞もその延長線上にあるといえるのだろう。
写真 アンヌ・イダルゴ市長を囲んで3つ星・2つ星・1つ星の錚々たるシェフが全員揃って記念撮影。日本でもこうした光景は、一体いつになったら実現するのだろうか?